バラクキバチの誠意

4月も中旬を過ぎたというのに、鉢植えのバラに何回水やりをしただろう....多分4~5回位だと思う。そのくらいこの春は雨が多い。なんでも、西日本・東日本では記録的な日照不足だそうだ。雨のおかげで、バラはぐんぐん伸びてはいるが、この調子で雨が降り続けると花芽が傷んでしまうだろう....と心配していたら、今朝はとても良く晴れて、今週はお天気が続くらしい。今日は自宅教室のレッスン日だったので、あまり時間がなかったが庭を一周してみた。
この青空を待っていたかのように、玄関前のモンタナ/スノーフレークが輝くように咲き揃っていた。今年はまだ枝数が少ないので花数もこの程度だが、来年は以前のようにびっしりと花を付けてくれると期待している。

モンタナ/スノーフレーク

モンタナの美しさに満足し、気を良くしてバラを見回っていたら、またまた見つけたバラクキバチの被害!この時期は仕方がないとはいえ、やはりムカつく!! やられていたのがナエマだったからだ。「ナエマ」はいろいろ工夫したがずっと花付きが悪く、この冬は思い切ってばっさり切りつめたところ、おかげで花芽が今までになく上がっているのだ。それなのに、バラクキの奴めっ!
....としばし怒ったが、よく見れば被害は1本だけだったので「まあ、1本ならいたしかたあるまい、できれば他のにしてくれんかな~」とぼやきつつ、寛容の精神を発揮して気を取り直した。

ナエマ

こうしてみると、今のところ今年はバラクキバチの被害は少ないようだ....などとのんきに見回りを続けていたら、グラハム・トーマスの所でまたもやムカッツ!!! ひどい!ひどすぎる!と思えるほどやられているではないか!先ほどの寛容の精神はどこかへ吹っ飛んでしまった!あちらにも、こちらにもという状況で、一番良さそうな新芽やシュートがやられているのだ。
腹を立てつつ、被害にあった枝を剪ってみると....、思ったほど沢山の枝が被害に遭っているわけではなかった。そして、よく見ると1本に沢山の刺し傷があるのに気がついた....。大抵は1枝に1~2箇所だったように思うのだが....

トーマス

これはまだ枝先がしおれていないので、多分刺されたばっかりの枝だと思うが、よく見ると4~5箇所に刺し傷があるのがわかる。殆どの枝がこのように沢山刺されていた。もし1枝に1~2箇所しか刺さなかったら、被害を受ける枝は倍以上になるだろう....。バラクキも、1枝でなるだけ多く繁殖して、被害が大きくならないようにしてくれているのだろうか....。
まあ、そんなことは考えていないに決まっているが、それでもちょっと「バラクキバチの誠意」を感じてしまったような気がした私だ。

トーマス1

コメント


認証コード6478

コメントは管理者の承認後に表示されます。