レースのようなペーパーアート 

Parchment Craft

「パーチメントクラフト」は、日本では他のクラフトに比べるとまだあまり知られていないクラフトですが、その美しさに魅せられる人が年々増えており、主に「白」で表現される繊細で清楚、レースと見紛うほどの美しさとその魅力は、日本人の感性にぴったり合うようです。
ヨーロッパの伝統工芸が、誰もが楽しめる美しい手芸に開花しました!

あなたも、
レースのようなペーパーアート
パーチメントクラフトを
はじめてみませんか?

Parchment Craft とは?

 パーチメントクラフトとは、厚手のトレーシングペーパーに似た、専用の「パーチメントペーパー」に、エンボス(浮彫り)・パーフォレイティング(穴開け)などの加工を施して、レースのような美しい模様を作り出し、それをカードや小箱、壁飾りなどに仕上げていくペーパーアートです。

歴 史

本来のパーチメントは、
「羊皮紙」を意味します。

 「羊皮紙」は、紀元前 500年頃にパピルスに代わるものとして発明され、聖書の写本などに使われていました。19世紀には修道僧が書類や本を作ったり、表紙として浮き彫り模様を入れて使ったりしていました。

 クラフトとしての発祥は不確かですが、スペインやフランスの修道院とされています。スペインの侵略によって南米にも製本とパーチメント加工の技術が伝わり、その後、特にコロンビアにおいてパーチメントクラフトが発展し、現在でも結婚式の招待状などを、この技術を使って作ることが一般的になっています。



(旧)オランダ Pergamano International社

パーチメントクラフトを世界中に広げたのは
マーサ・オスピナ(Marth Ospina)という女性です。

 コロンビア出身のこの女性は、学生時代からパーチメントクラフトを習い高い技術を身につけていました。後に、彼女はオランダ人の男性と結婚し、オランダに住むことになり、友達にオランダ語を習う代わりにパーチメントクラフトを教えることになりました。その教室が評判を呼び、オランダに多くの教室が出来ました。

 彼女はご主人と共にパーチメントクラフトの用具・絵の具・本などを扱う会社「旧)ペルガマーノインターナショナル社」を設立し、それらの商標を「ペルガマーノ(Pergamano)」と名付けました。

 その後、パーチメントクラフトはオランダからイギリス、デンマーク、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカへと広がりました。



そして日本へ

 日本のパーチメントクラフトは1994年頃から徐々に広がり、現在では多数のテューター(公認講師)が全国で活躍しています。1996年に京都の「有限会社 セオ(CEO.corp)」が、パーチメントクラフトの材料 及びツールである「Pergamano/ペルガマーノ」 の全てを輸入する 日本の総代理店となり、以来、本格的な販売・普及を行っています。