ピンクのアナベル#2

ピンクのアナベル2

今年の梅雨は「カラ梅雨」になるのではないかと思うくらい、ここ宗像では雨が降っていない。関東や他の地方でも、異常なくらい降っている所があるようで、なんだか申し訳ないような気がする。

雨....と言えば、すぐに名前が出てくる花は「アジサイ」だろう。でも、漢字では「紫陽花」なので雨よりも「陽」の方が似合うのか??? 調べてみると、「紫陽花」は、唐の詩人白居易(はく きょい)が別の花、おそらくライラックに付けた名で、平安時代の学者源順(みなもとのしたごう)がこの漢字を今のアジサイにあてたことから誤って広まったといわれている-らしい。/Wikiより

「紫陽花」という漢字は誤用だったと聞いて、なるほど-と思う。普通のアジサイはいかにも「雨色」と思える色をしたものが多くて、陽ではなく雨に似合う花だ。しかし「アナベル」は輝くような白で、私が思うに雨の日よりも晴れた日の方が似合う気がする。漢字で書くなら「白・陽花」という印象だ。

アナベル

水は大好きなのだろうが、雨は似合わない-と思う理由の1つは、アナベルの大きさだ。
今はまだそれほど大きくないが、アナベルは最大でバレーボール位にまで大きくなるので、雨に打たれると折れたり倒れたり....とても雨と相性が良いとは思えない。

アナベル1

ピンクのアナベル

....そして、数年前から流通するようになった「ピンクのアナベル」。私も昨年植え付けて、
やっと今年我が家での最初の花を見ることとなった。
「ピンクのアナベル」
何がかわいそうかと言って、この名前ほどかわいそうな物はない。普通は、ピンク色のアナベルは「よしこ」とか「ピンコ」とか(???)いう、何かしら名前が付くと思うのだが、「ピンクのアナベル」というのが名前なのだ。名札にも、わざわざ「”ピンクのアナベル”」と「””」が付いていることから、これが正式な名前であることがわかる。もし青いアナベルが作出されたら「青いアナベル」とかいう名前にするつもりだろうか....実に、かわいそうな名前である。

ピンクのアナベル1

去年、3株買ったのは覚えている!そのうち1つは友人に頼まれたものだった....
なので、我が家には2株のピンクのアナベルがあるはずなのだが....ない....!
1株は地植えにして、残りは鉢植えにする予定だったはずなのだが、その鉢植えが見あたらない...去年の冬にそのことに気づいて、ずいぶん探したが見つからないのだ。

これはその、 地植えの1株。
まだ十分に開花(と言っていいのかわからないが)開いていない。

株自体もそれほど大きくなっていないので、弱々しい感じがする。

咲き始めは、割と綺麗なピンクだ.....

***

結局、もう1株あるはずの物がないので、先日花の翔風に行って、花付きのものを1鉢買ってきた。それがこれである。↓

買ってきたままの鉢植えで置いているが、我が家の地植えのものより花付きがいい。

ピンクのアナベル

「ピンクのアナベル」のピンクは、咲き進むとサーモンピンクというか、ほんの少し茶色を混ぜたようなピンクになる。その色が、レトロというかアンティークというか、実に好きな色なのである。
表現が悪いが、綺麗なピンクが年月を経て日焼けしたような色とも言える。なので「ピンクのアナベル」も、やはり「雨」より「陽」の方がぴったりくる気がする。
白のアナベルは朝日のイメージ。「ピンクのアナベル」は夕日のイメージだ。

ピンクのアナベル2

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