ル・ブラン /他
昨日からいきなりの晴天で、今日もしっかり水やりせねば
....と朝早いうちから頑張った。水やりしながらの観察は、ガーデナーなら毎日行うことだろう。昨日の作業の成果もあり、芝もきれいになったし雨で痛んだ花柄はほぼ無くなった。
そして梅雨の間に蕾だったバラがまた咲き出している。そんなバラたちで、まだリストアップしていないバラを紹介しておこう。
上左/シャンテ・ロゼ・ミサト
上右/ル・ブラン
下左/スピリット・オブ・フリーダム
下右/レッチフィールド・エンジェル
ル・ブラン
Le Blanc
モダンローズ:
分類/FL
フロリバンダ
習性/完全四季咲き
花径/中輪
花形/丸弁咲き
樹高/100cm
芳香/強香
とげ/少ない
性質/弱い
ル・ブランは、河本バラ園の「ラ・マリエ」シリーズの中の一つだそうだ。
なるほど、非常に繊細な女性らしさを表現したようなバラだと言えるだろう。
「性質/弱い」としたのは、うどんこ病や黒点病が出やすいからだ。
ある苗販売の業者さんも「ハウスで育てても、他に比べて病気が出やすいと思う」と言っていた。
我が家は、かんかん照りに放置状態で、消毒はきちんとやっているが、やはりうどん粉はかなりの頻度で出ている。ミミエデンに負けずとも劣らない。
バラの家のコメントでも....「地植えよりも鉢植えで育てて、薬剤散布や追肥を丁寧に行う方におすすめです!無農薬栽培の方にはおすすめできません。」とある。その品種品種にあった育て方があるからだ-とのことなので、やはり耐病性は弱いのだろう。花形がどんなに美しくても、その花をほとんど見られないのは残念だ。同じシリーズの「ラ・マリエ」の方がまだ耐病性はあると思う。
シャンテ・ロゼ・ミサト
Chant rose misato
モダンローズ:
分類S
シュラブ
習性/四季咲き
花径/大輪
花形/カップ咲き
樹高/1.5m
とげ/普通
香り/超強香
性質/強い
フランス/デルバール社のバラ。
歌手渡辺美里さんに捧げられたバラだそう。
やや濃いめで落ち着いたピンクの蕾から女性らしい上品な柔らかなピンクの花びらがあふれんばかりに”ふわっ”と展開しカップ咲きの花形は崩れることなくずっと形を維持する。木の性質は、ややつるがかったような高性のブッシュで、すらっと伸びる。
また香りも良く第7回岐阜国際ローズコンテストにてBest Fragrance賞を受賞しているそうだ。
※ところで、大分類として「イングリッシュローズ」と言うなら、デルバール社のバラも「デルバールローズ」と言わねばなるまいな...。イギリス/オースチン社のバラの総称がイングリッシュローズだ。私はここが作出したバラが好きなので「特別扱い」しているのだ。私としては、モダンローズの中でも、特にどのバラがイングリッシュローズかを表示したかっただけなのだが....。こうしてみると、作出者によってそれぞれのバラのイメージが理解できるので、表示した方がいいみたい....後日また考えよう。
レッチフィールド・エンジェル
Lichfield Angel
イングリッシュローズ:
分類/S
シュラブ
習性/四季咲き
花径/中大輪
花形/ロゼット咲き
樹高/1.3m
とげ/少ない
芳香/中香
性質/普通
花が開いていくとカップ咲きに近いロゼット咲きになる。
クリーミーアプリコットのなめらかな外側の花弁が、小さな花弁を取り囲むように並び、咲き進むとドーム状になりクリーミー・ホワイトになってゆく。塊でみると、ほとんど白に見える。
大きな丸みをおびたシュラブを形成し、花はうつむき加減に咲く。香りは軽め。
スピリット・オブ・フリーダム
Spirit Of Freedom
イングリッシュローズ:
分類/S
シュラブ
習性/繰り返し咲き
花径/大輪
花形/ディープカップ
樹高/2.5m
とげ/多い
芳香/強香
性質/強い
典型的なオールドローズの美しさを持つ品種の一つ。花弁数の多いカップ咲で、ソフトピンクから咲き進むとライラックピンクになっていく。ミルラの香りが混ざった芳しいフルーツ香。
花は非常に美しく大好きなのだが、雨に当たると開ききれないことも多いように思う。また、我が家では、以前は木製のパーゴラの横に地植えし、ポール仕立てにしていたが、あまり花付きは良くなかった。今年の冬の工事で掘り上げて、今期は鉢植えになっているがやはり花付きはあまり良くない。ぽつりぽつりと咲く感じだ。
オースチン社の説明では、株の下部にもたくさん花をつける-とあるが、正直そんなことは一度もみたことがない。すでに4~5年目の株なのだが、私たちが、フリーダムには合わないことを何かしているのだろうな.......。