自家製化粧水
今日から西日本は梅雨入りしたそうな。
宗像も、夕方から雨という予報だったので、朝から庭のバラの多くを切って雨に備えた。他にも梅雨前に剪定したかった植物が多々あるのだが、間に合わなかった....。梅雨の合間を縫って、手入れをするしかあるまい。庭の手入れをしていると、裏庭などでちょこちょこ「どくだみ」が花を咲かせているのが目に付くようになった。....そういえば、もうそんな時期か....と思い立ち、....午後からは、外出したついでに近所の友人宅を渡り歩いて、「自家製化粧水」の材料を無心してきて、手作りの「化粧水」を作ることにした。バラを消毒するようになってからは、材料になる植物は、
ちゃっかりよそで調達することにしているのだ。
元々この「手作り化粧水」は、ある農家のおばあさんが作っておられたのを、私が教えてもらったのがきっかけだった。そのおばあさんは毎日畑仕事に出ているので、少し日焼けはしているが「シミ」がない!「シワ」もあまりない!!「わたしゃ、これ1本よ~!」と言っていた。
その当時、作り方を聞いて早速作り、友人達に「使ってみ~!」と言って配りまくったのだが、みんな「あやしい....!」と言って、最初はちっとも感謝されなかった。
私は「超・乾燥肌」で、夏でも調子が悪いとパサパサになるのだが、この化粧水でかなり良くなった感じがする。
さらに驚くのは、この化粧水をあげた友人の1人なのだが、その人は「超・脂性」だった。寝る前に石けんで顔をごしごし洗ってそのまま眠っても、翌朝は油でべっとり!何を使っても油が止まらず、化粧崩れがひどかったそうなのだが、この化粧水を使ったら、翌朝油が出ていなかった!!!!と衝撃の告白が!....「ものすご、良かった~!」と彼女が言い、乾燥肌の私も「良かっちゃない!?」ということで、「あやしい」から「良かごたあよ!」に変わり、今では知り合いのうち十人以上が使っていると思う。時々「ねえ、これ知っとお?良かよ~」と、私に講釈を垂れようとする者まで現れる始末。一巡したな~という感じだ。
この手作り化粧水は、似たような物を作っておられる方は多いと思うが、私の聞いた作り方を紹介しておこう。
どくだみとアロエの化粧水
●材料
ドクダミ/ボール1杯
アロエベラ/3~5本位
焼酎/ごま焼酎「紅乙女」
¥1,880
正直、焼酎以外はものすごくアバウトな量だ。
私がおばあさんから聞いた時点でかなりアバウトだった。それで、この位か?!と適当に入れているのだ。
私の場合、どくだみの「ボール1杯」とは、3Lくらい入る台所用のステンレスボールに1杯位だ。
アロエはアロエベラがよろしい。
大きな葉なら2~3枚で良いだろう。小さい葉なら5~6枚というところか。今回のアロエベラは大きい葉だ。
焼酎は、おばあさんが使っていた銘柄を私も使っている。焼酎なのにけっこう高い-と思っていたが今は焼酎もブランドで、もっと高価な物も沢山あるようだ。
この焼酎は飲んでもうまい!
●ドクダミ
さっと洗って汚れを落とし新聞紙などの上に広げて乾かす。
乾いたら、葉だけをむしる。
茎についたままでも良いのだろうけど、土などが着いてくるとイヤなので、下の方だけはむしっている。先端のやわらかいところなどは茎もそのまま入れている。花が付いていても気にしない。
この状態で、ボール1杯位の量を使う。
●ミキサーを用意する
●アロエベラ
表面の汚れを、きれいに拭いておく。
●アロエを1本適当な大きさに切って、ミキサーに入れる。
●どくだみも、一つかみ入れる。
●ミキサーが回りやすくなるように、焼酎をカップ2杯程度/400cc位入れる。
●ミキサー/ON!
ぎゃ~ん!!!と回して材料が粉々になったらOK。
●ミキサーにかけたものを、保存用のビンに移す。
焼酎1,800cc+材料になるので3L以上入るビンがよろしい。
●これを繰り返し、どくだみとアロエを全てミキサーにかける。
かけ終わったら、残った焼酎でミキサー内部の残りかすをすすぐようにして、すべて保存ビンに入れる。
※焼酎のビンは、水洗いなどせずそのまま取っておこう。化粧水が完成したら、このビンに入れて保存することになる。
●しっかりフタをして、冷暗所で3ヵ月間ねかせる。
作成日と完成日(3ヵ月後)を書いておくと良い。
3ヵ月たったら、最後の仕上げの作業がある。
ガーゼで内容物を濾して、グリセリンを加えなければならない。この作業は、3ヵ月後にまた紹介しよう。
これが完成すれば、浴びるように使っても1年以上は使える量の化粧水が出来上がることになる。
経済的だ~!
それでは、3ヵ月間、おやすみなさい....
ご注意
※この化粧水を作ってみる方は、自己責任でお願い致します。効能は、個人的な感想ですので、お肌に合わない方もおられるかもしれません。