ジェーン・オースチン

このところ、しばらく雨が降っていないので、バラたちは花形が崩れずとても美しい状態だが、週末は雨らしい。現在これまで紹介してきた「2013バラリスト」のバラたちは、マルガリータを除いてほとんどが満開状態だ。

今日UPするのは、ジェーン・オースチン。マルガリータと似たような色にみえるが、マルガリータが「ハイジ」ならジェーンは「クララ」。マルガリータが「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラなら、ジェーンはあのやさしい「メラニー」という感じだろう。同じアプリコット色でも、雰囲気は全く違う。枝先にぎっしり咲くと言うよりも、あちこちに点々と咲くようなたたずまいだ。

ジェーン・オースチン
Jayne Austin

ジェーン・オースチン

イングリッシュローズ:
分類/S
シュラブ
習性/返り咲き
花径/10cm
花形/カップ咲
   ロゼット咲
   ボタンアイ
樹高/1.3×1m
とげ/少ない
香り/強いティー・
   ローズ系
性質/強い

我が家にはジェーンが2株ある。
最初は地植えの1本しかなかったが、数年前のデビット・オースチン社のカタログにはジェーンの名前も載っておらず、苗もみかけなくなったことに不安を感じて、去年か一昨年に偶然見つけた1鉢を購入したのだった。
これは、その鉢植えの方だ。

上に表示しているジェーン・オースチンのデーターは、書籍に載っている内容を書いたのだが、少し自分たちの観察とは違う点がある。
樹高について/
鉢植えならこの写真のような大きさで咲かせられるので、書籍のデーターで正しいと思うが、昨年までの地植えのジェーンは、ツルバラのように誘引していたせいもあるが、優に2mを超える大きさだった。とにかくシュートが勢いよく上に伸びて、その点ではけっこう手が掛かることは否めない。

画像の説明
画像の説明
画像の説明
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香りについて/
バラは咲き始めが最も美しいのはどのバラにも共通して言えることだが、ジェーンのすばらしいところは、小さな穴があいたようにほんの少し開いた蕾の口元から、何とも言えないジェーンの強くて甘い香りがすることだ。

ジェーンの香りはいわゆる「バラ」の香りとは全く違う。本には「ティー・ローズ系のさわやかな香り」と書いてあるが私たちはどう匂っても「甘い香り」としか思えない。
「ミルラの香り」と書いている人がいたのだが、「ミルラ」ちゃどんな香りですの・?

とにかく!
この香りと咲き姿にノックアウトされた娘は、マルガリータを抜いて、ジェーンを最も好きなバラとして選んでいる。

マルガリータの蕾は、横に太く堅い感じだが、ジェーンの蕾は縦に長く、巻きもゆるくふわっとした感じ。つぼみだけを見ると、花びらの枚数も多くないように見えるのだが、開花してみるときれいなロゼット咲になるのだ。

美しか~!

是非、オープン・ガーデンに「匂いに」来てください!







今日のその他のバラ

バラリストにUPするにはまだ咲き揃っていないけれど....きれいなところをぱちり!

キャサリン・モーリー2
キャサリン・モーリー3
キャサリン・モーリー4

キャサリン・モーリー

まだ、2輪しか咲いていないのだが3日間かけて咲いた様子を撮ってみた。

←1日目/2日目→






←1日目/2日目→













←3日目/朝






←3日目/昼









↓フェリスウィテ・パルマンティエ
 一季咲きのオールドローズ。
 オベリスクの上の方だけ、ぽつぽつ咲き出したが、まだこれから。
 写真の難点は、アップで撮ると花の大きさが分からないことだ。
 上のキャサリン・モーリーは花径10cmだが、このバラは花径4~5cm程度の小さいバラだ。
 さすがオールドローズだけあって、非常に香りがよい。

フェリスウィテ・パルマンティエ

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