2024秋のリフォーム/シャッター&カーポート
「異常気象」という言葉を頻繁に使うようになったのはいつ頃からだろう。使い出して久しいが、その異常さは年々増しているという実感がある。特に感じるのは台風の大きさだ。
風雨の強さは「これまでにない」とか「経験したことがない」という枕詞を伴って、異様な恐ろしさがある。4年前に最大瞬間風速70mという台風が来て以来、毎年この時期になると「我が家の2階にはシャッターがない」ということが悔やまれる。家を建てる時に「1階は防犯のために是非」、と勧められてシャッターを付けたが、2階はケチってつけなかった。ケチったのは私だ。毎年、台風シーズンに生きた心地がしない日々を過ごす状況から何とか脱却するためには、これしかない。ケチらないことだ。
数年間(ケチっていて)悩んだ挙げ句、ついにシャッターをつけることにした。付けるのは2階の寝室とリビングにある掃き出し窓の2カ所だ。ベランダがあるので、工事のための足場などが要らないのでその点は良かったと思う。残念ながら、娘の部屋は出窓なので、シャッターが付けられない形状だったのであきらめた。
2階の掃き出し窓
また、数年前の我が家の裏手の造成工事に伴って、駐車場が広くなった関係で、もう1台分カーポートを付けたいという願いもずっとあった。それで今回、シャッターと一緒にカーポートも工事してもらうことにしたのだ。先日、駐車場に張り出していたネグンドカエデ(フラミンゴ)を伐採したのは、カーポート増設の邪魔になるからだった。
フラミンゴを伐採して、既存のカーポートの奥に1台分のカーポートを増設する
工事日当日は、朝8時過ぎには業者の方が来られて、作業はシャッターとカーポートが同時進行で進められ、1日で終わるとのことだった。
YKKapマドリモシャッター/耐風シャッターGR
シャッターの部材は家の中は通らないので、庭からはしごをかけてベランダからの搬入となった。
外枠がついたところ。
新築時に付けた1階のシャッターは、サッシの窓枠に合わせて濃い茶色だったが、今回付けるサッシはプラチナステンだ。一番汚れが目立たないとのことだったし、明るい色が爽やかだと思った。「リモコンスリットシャッター」という通風もできる電動シャッターという魅惑的なものもあるのだが、年金生活者にとっては高嶺の花だ。
取り付け完了。「手動」ではあるが、昔のシャッターとは大違いの薄さだし、開閉も軽く、音も静かで、見た目も良い!
YKKapアリュース600
一方のカーポートも、資材が運ばれてきて工事が始まった。
手前にあるカーポートは、2016年に設置したレイナ(ツイン)ポートグランだが、今回設置する「アリュース」はその後継品だ。あれからもう8年も経つんだなと思う。以前の工事も同じ業者にやってもらっているので、カーポートの設置は、なじみがある。
支柱を立てる場所を慎重に決めて、かなりの深さの穴を掘る。
支柱を仮止めして、天井のポリカを貼って....
雨樋からの水は床に流すのが普通だが、今回は既存のカーポートの奥に増設したため、床に流すと既存のカーポート内に垂れ流しになってしまう、ということで、庭の方に流すようにしたほうが良いのではないかと、工事の方から提案があった。なるほど、言われるまで考えたこともなかった点だったので、沢山工事をしている方の経験値はさすがだと思うことしきりだった。
雨水は、庭の地面へ流すことになる
今回は片持ちタイプのカーポートなので、固まるまでは補助の支えが残る。
工事が一通り終わったところ。
敷地の関係で、新設の支柱の位置は既存のカーポートとは全然違う位置になるため、また片持ちということもあり、屋根の傾きなどが揃わないのは最初から織り込み済みだが、それぞれの配置は、ほとんど隙間なく揃えて設置してもらえて、大満足だ。
真下から見ると隙間は2~3cm位だろうか。
翌日、補助の支えも撤去されて、カーポートも完成した。いつも丁寧に工事してもらって、ありがとうございます。
これで、教室の生徒さんも、雨の日でも濡れずに乗り降りできるようになったので、一安心だ。