今年もバラが咲き出した....
今年もバラが咲き出した。驚くべきは、ほぼ放置状態で迎えたこの春に、思った以上に花芽がついていることだ。
我が家の庭は昨年末（冬）から、ほぼ放置状態でこの春を迎えた。バラは冬の手入れがメインなので、これを怠れば悲惨な春が待っているのは十分承知の上で、「放置！」していたのには訳がある。
夫が５年位前から突然、「寒冷凝集素症※」という難病になり、冬の間は寒い中での作業が出来なくなってしまった。厚着をしたり、カイロを貼ったりと、何とか暖を取りながら細切れに作業をしたりして、これまで何とかバラを維持してきたが、昨年末に末梢循環障害を起こし、それが回復せず結果的に右手薬指の先端が壊死してしまい、庭仕事がほぼ出来なくなってしまった。私と娘で、できる限りの剪定と誘引はぼちぼち行ったが、土替えや肥料入れなどは出来ずじまいだった。夫は４月になってすぐ、壊死した部分を切除したが、骨まで切らずに済んだのは不幸中の幸いだった。
※寒冷凝集素症
溶血性貧血の症状に加え、寒冷凝集素によってできた赤血球凝集塊により末梢循環障害を起こし、手指や足の痛みと変色（肢端チアノーゼ）や感覚障害を起こす疾患。
４月も下旬になって暖かくなり、思いがけずバラのつぼみも思ったよりつき始めたので、「今ごろ?!」と思うが、やらないよりはましだろうと、何とか地植えのバラには肥料を入れた。こんなことをしたことがないので、どうなるか「要観察」だ。
鉢植えのバラは、全く土替えをしていないので悲惨だ。とりあえず「養生」しながら、活力剤などを使ってみたりして、どうするか考えようと思う。
咲き出したバラ
パット・オースチン
アブラハム・ダービー
ウェッジウッドローズ
つるセシル・ブリュネ／ジャクリーヌ・デュプレ
アリアドネ ／アンブリッジ・ローズ
デライト
早咲きのクレマチスも咲き出した。
花炎
ヤング／フォンドメモリーズ／ミス東京
こんな悲惨な我が家の庭だが、バラが咲き出す季節になったのだ、と思う。今年は多くの花は望めないと思っているが、なぜかそれなりに花芽が上がっているバラもあるのが不思議だ。
沢山つぼみがついた／ブラン・ピエール・ド・ロンサール
