黒ニンニク作り

私はずいぶん前から、炊飯と保存しかできない「バカチョン炊飯器」を、煮物などの炊飯器調理に使っている。バカチョンというのは(言ってしまってからだが)失礼な話で、炊飯と保温しかしない!「シンプル炊飯器」と呼ぶべきだった。これは近年貴重品だ。大抵は、色々余計なことをする物が多く、シンプル君は探してもなかなか売っていない。そんな「シンプル炊飯器」で、健康に良いとされる「黒ニンニク」を、最近は誰もが手作りしているというではないか!しかし、一度「黒ニンニク作り」に使った炊飯器は、臭くなってもう他のことには使えなくなるらしいので、どうするかしばらく悩んだが、今使っている炊飯器もかなりボロくなってきていたので、思い切って私も作ってみることにした。

用意したのは、シンプル炊飯器、落とし蓋、キッチンペーパー、ニンニク
作り方は、ネットで掃いて捨てるほど紹介されているのでみんな知っていると思うが、一応説明しよう。
ニンニクが直接釜に当たらないようにするために、炊飯器の釜の中に落とし蓋(木製の落とし蓋やザルでもいいらしい)を敷く。その上にキッチンペーパーを敷き詰める。ニンニクから出る汁気を吸ってもらうためらしい。

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ニンニクを中にきっちり並べて入れる。量は多くても少なくてもいいみたいだ。
上からもキッチンペーパーでくるみ、フタをして「保温」にして約2週間~20日くらい熟成させればいいらしい。

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その間かなりニンニクの匂いがきついらしいので、置き場所を考えないといけない。
私が黒ニンニク作りを知ってもすぐに取りかからなかったのは、置き場所をどうするかかなり迷ったからだ。それで思いついたのが、「簡易ビニールハウス」だ。この簡易ビニールハウスは、冬の間プルメリアの鉢植えを入れておくために購入した物だが、春になるとプルメリアを外に出すので用済みになる。この中に入れてビニールを閉じておけば、少しは匂いが防げると思い、ここに置くことにした。

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10日目/途中経過

途中時々様子を見たが、10日目にはもうニンニクは真っ黒になっていた。しかし、もう少し熟成させた方が美味しいという意見が多かったので、予定通り2週間は置いておくことにした。

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15日目 /完成?

15日目には保温を切り、釜から取り出して乾燥させたが、直射日光に1日当てるともっと美味しくなったという意見もあったので、カンカン照りとまでは行かなかったが、梅雨の晴れ間の今日1日、日に当ててみた。

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夕方になって取り込んでから皮をむいてみたが、手が真っ黒になるほど汚れてしまった。買った黒ニンニクよりも少し柔らかいようで、もう少し乾燥させた方がいいのかもしれない。味は濃厚で甘いので、このままでも十分食べることはできる。

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失敗談

作ってみての感想だが、皮をむいていて思ったのはニンニク自体が小粒であまり良い物ではなかったように思う。やはり、青森産の六片ニンニクとかを買わないといけないのかなと思う。
実は、「黒ニンニク作り」にチャレンジしたのはこれが最初ではないのだ。思いついて最初に作ったときは大失敗だった。真っ黒にはなったがビチャビチャで皮をむくことすらできなかった。(失敗作↓)

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私はこの時、生産者直売所で売っていたニンニクを買って作ったのだが、それが「生ニンニク」だったのだ。「生ニンニク」は水分が多すぎて失敗するということは、後から知ったのだ。それで今回はコストコで売っているアメリカ産のニンニクで作ってみた。出来は悪くないけれど、「黒ニンニク」を作るには小粒すぎると思う。でも食べられないわけではないので、コストパフォーマンスから言えば非常に安く作れると思った。これから、いろいろやり方を変えたりして、繰り返し作ってみようと思う。




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