ウィリアム・モリスが逝く

最近は、裏山の造成工事のことばかりに気が取られていて、バラのことに目が向かなかった。ずっと天気が良くて工事が続いていたからだが、おかげで庭のバラも天からの雨露だけでは厳しくなって来る時期なので、ぼちぼち定期的な水やりをしようと、先週頃から数日おきに水やりを始めた。それで様子がおかしいことに気づいたのが、3月20日頃だった。
今年(去年?)の冬は暖冬だったので、よほど遅咲きの品種以外は、どのバラもすでに沢山の葉が出ていて元気なのだが、ウィリアム・モリスだけが全く芽吹いていないのだ。ウィリアム・モリスは南側のアイアンフェンスに誘引して、毎年咲くのを楽しみに待っているバラだ。周囲の鉢植えをどけてみると、芽吹いてないのがよく分かる。

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冬剪定と誘引の時も、先月寒肥入れをしたときも、特に異常を感じなかったのに!枝もしわが寄っているので、枝先を少し剪ってみたが、全く枯れているわけではなさそうだった。

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一応、外見上は虫に入られた様子もない。それで数日様子を見たが、やはり全く動きがないし、きっとこれはもう、枯れないとしても今年の春は開花は望めないと判断したので、掘り上げて様子を見ることにした。もしかしたら救えるかもしれないと思ったからだ。
誘引をほどき枝を剪りつめて掘り起こしたら、根元からあっさり折れてしまった。根元の中は大きな穴が....。根の下の方から虫に入られたのだろう、外側からは全く気づかなかった。

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私の中で、1、2を争うほど好きなバラなので、かなりショックだった。でももう、今更仕方あるまい。今年はこのアイアンフェンスにバラは誘引できそうにないので、クレマチスか何かを這わせようかと思っている。

それにしても、バラも年数が経って古株になってきている、とこの前も書いたが、花付きも最盛期に比べると悪くなっているものが多いし、いつこのように枯れるかも分からない。なので!実は私のお気に入りのバラ、クラウン・プリンセス・マルガリータと、このウィリアム・モリスは、去年新しい株を入手しているのだ。最近は、お気に入りのイングリッシュローズがカタログ落ちしているので、手に入るうちに買っておいたと言うわけで、掘り上げたウィリアム・モリスの横には、新しい鉢植えのウィリアム・モリス(○)が置いてあるのだ。頃合いを見計らって地に下ろすつもりだ。

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最盛期の頃/2014年5月のウィリアム・モリス。 後釜のウィリアム・モリスがここまでなるには、どれくらいかかるだろう。

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