思い出の美しい糸ディアマント

昨年6月から、タティングレースの講習をスタートし、短期講習(基礎コース6回)なので、もう数人の方は卒業していろいろな作品を編めるようになっている。ただ、編めるようになってもレッスンを続けたいという方もいて、そういう方にはいろいろな作品を編みながら技術を上げていけるように、応用コースも行っている。その一つとして、時期が来たら是非タティングレースで挑戦してもらおうと思っていた美しい「糸」があって、今日は、発注していたその糸が届いたので、受取に行ってきた。

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DMC/メタリック刺しゅう糸 Diamant(ディアマント)

多分、7~8年位前になると思うが、手づくりフェアin九州(1日目)の会場で、DMCのブースに立ち寄った時に、このメタリックな糸を見つけた。
その時、新発売のこの糸は、従来のラメ糸のようにバラけや引っかかりがほとんどないんですよ、と説明されたのでタティングでも編めますか?と聞いたら「どうでしょう???」と、全く分からない様子だった。DMCの人がタティングレース自体を知らなかったし、考えてみればタティングレース用の糸ではないのだから、使えるかどうかなんて分かるわけがない。当時はタティングレースを知っている人など、ほとんどいなかったのだ。それで、とりあえず1個買って持ち帰り、その日の夜に編んでみたところ、本当に引っかかりがなくて、タティングでも編めたのだった。タティングは「結ぶレース」なので糸同士がこすれ合うことが非常に多い為、レース糸でも編みにくい糸は沢山ある。そんな中で、こんなメタリックな糸がタティングで編めるなんて!その時の驚きは非常に大きかった。

ディアマントで編んだモチーフ
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早速、手づくりフェア2日目に、再度DMCブースに行って5色を買って帰ったのだった。
DMCの人に、タティングでも編めましたよと、このモチーフを見せたらとても驚いていたことを覚えている。「これからもどんどん使って下さい、よろしくお願いします。」と言われたが、当時は自分で編んでいるだけで、教室をしているわけでもなかったので、そんなに使うこともなかったし、ほとんどの手芸店にも置いていない糸だったので、出会うこともなくそれっきりになっていた。

大切にしていた、
当時買ってきたディアマント。
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今回、この糸を買う気になったのは、タティング講習をしていることももちろんだが、近くの手芸店で偶然この糸で編んだと思われるタティングの作品を見つけて、店員さんに聞いたら思った通りこの糸だった。取り寄せられると言うことだったので、生徒さんに希望を取って発注し、届いたのがこれだ。

1色ロット/6個 で6色を注文した。
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順に、色番
D168、D140、D415
D316、D301、D3821

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それにしても、刺繍糸だったとは...正直今まで知らなかった。ネットで調べてみると、刺繍だけでなくタティングにも使えることが書かれていた。
私が初めて手づくりフェアーで出会った時、確かに新発売の糸だと聞いたはずなので、当時タティングに使えると言った私は大発見をしたのではないか!と、勝手に自負しているのだ。
あの時出会ったこの糸が、長い時間を経たけれど、教室で生徒さんに紹介して使ってもらえるようになるとは!あの時言われた「どんどん使って下さい!」という言葉が実現するなんて、思ってもみなかった。これからもいろいろな糸を試して、素敵な作品を編んでみたいものだ。



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