葉の季節・葉を楽しむ

私の予想はドンピシャで当たり、梅雨支度がほぼ片付いた5月28日(ごろ)に、北部九州は梅雨入りしたらしい。5月に梅雨入りするのは、5年ぶりだそうだ。
いつものことながら「梅雨入り」と発表されるのは、ちょうどその日ではなく後日である。なので「梅雨入り宣言」と聞くとつい、どうしても、「事後承諾」とか「結果オーライ」、じゃんけんの「後出し」というような言葉を連想してしまう私だが、お天気のことはいたしかたないであろう。ドンピシャで予想(予報)できた-は、たまたま当たった、ということなのだ。

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....また、どうでもいいことをつい書いてしまった....。

この1週間、「はやり目」で自宅軟禁を余儀なくされていたおかげ(?)で、ゆっくり庭仕事ができた。梅雨支度はほぼ終わってはいるが、梅雨入りしても途端に雨の日が続くわけでもなく、今日もどんよりした曇り空で、バラの水やりをしながら庭を見回り、最終的な手入れをしていった。

葉を楽しむ

この時期のバラが終わると、私たちの中では「今年のバラはもう終わり!」で、今後咲くバラは「おまけ」という感がある。私たちにとってこれからは、バラの「葉」を楽しむ時期なのだ。花はなくてもいい。病気がなく美しい葉が良く繁って、緑でいっぱいの庭を風が吹き抜ける....というのが理想だ。そのためには、今!そして梅雨、に葉がきれいなままで過ごせるかどうかが鍵なのだ。
では、そのために何をしているか!....と(期待して)聞きたい方もいるだろうが、残念ながら特に...何も....。主人が毎年、同じように、定期的に消毒はしているが、消毒しても病気が蔓延する時はどうしようもないし、病気が出ないときは、不思議ね~と言うほど出ない。「梅雨入り宣言」と同じほど曖昧、「結果オーライ」なのだ。

....で、今年はなぜか「いい年」だ。今の段階で、庭全体で病気が(全くではないが)ほとんど出ていない。そのバロメーターは、やはりうちの「弱い子たち」だろう。これらのバラに、この時期に病気がない!というのは、久方ぶりの「いい年」だ。

クロチルドス-ペール/粉粧楼
カンカン照りの雨ざらし状態で、この状態はベストだろう。一番花が終わっても葉は美しいままだ。

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ミミ・エデン
このバラも、カンカン照り・雨ざらしだ。今年は何故か花付きが少し遅くて、今頃たくさん花芽を上げてきたが「うどんこ」まみれになっていないのが不思議だ。葉も花も美しい。

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オメール
このバラも「弱い子」の仲間。横張性で小ぶりのバラだと思っていたのに、今年はどうした!と言うほど枝が伸びてきた。隣近所(のバラ)に迷惑なので、引っ張り出してみるとこんなに伸びている。病気もなく、花芽もきれいだ。でも花が咲いていても、ほとんどいつも誰からも気に留めてもらえないバラだ。実際、私も今まであまり紹介したこともないバラだが、うちに来てもう7~8年になる。今年は、ちょっと自己アピールしたかな?

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その他のバラ

こうしてみると、改めて今年のバラは全体的に調子がいいとわかる。今の時期に咲いている他のバラを撮ってみた。今日は、白~クリーム色系のバラがなぜか美しく咲いていた。

グラミス・キャッスル
ブナの下、鉢植えで長年過ごしていて、ほとんど日陰なのにきちんと咲いてくれる「グラミス・キャッスル」。この環境では葉に病気が出やすいが、今のところきれいだ。

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クレア・オースチン
こちらは、日向で地植えされているのにちっとも咲かない「クレア・オースチン」。来年は掘り上げて、裏庭行き決定!と宣言した途端にちらちら咲き出した。画像では分かりにくいが、オベリスクのてっぺんの方には蕾がついている。

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トロワラス
2年くらい前に一目惚れして買ってきたバラだが、昨年はさっぱり咲かずに病気もひどかったので、冬の手入れ以降は、裏庭で待機していた「トロワラス」。
オープンガーデンの時も咲いていなかったし、しばらく花を見ていなかったのでどんな花かも忘れかけていたが、今頃咲き出した。やっぱり....相当美しいバラだ。おかげで裏庭からの脱出組となった。

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今日のベストローズ

真珠貝
何度見ても、ため息が出る美しさ。直径3~4cm位の小さな花だが、忘れ難い存在感がある。直立性で姿も良い。門扉の内側で、繰り返しよく咲いてお客様を出迎えてくれている。

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雨の季節/早めの「柵」

これまでバラばかり見てきたが、アナベルの花が白くなりつつあるのを見ると、本当に雨の季節が来たと感じる。アナベルの花が雨に濡れると重みで通路に倒れてくるので、毎年タイロープなどで支えているが、支えきれずに乱れた状態になることが多い。

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また、アナベルの横には大きくなった「ヒメウツギ」も横に枝を伸ばして広がってきている。ここは玄関からコンサバトリーに向かう通路で、このままにしておくとレッスンで来た生徒さんも歩きづらい。雨の日は植物で足下が濡れるはずなので、通路にはみ出した邪魔な部分をバッサリ剪ってしまおう。

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そしてまだちゃんと立っている今のうちに「柵」を立てて、アナベルが倒れるのを防ぐことにした。いつもは倒れてきてから手当てするのだが、今年は早めの「柵・策」だ。超、すっきりした。

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庭には他にもアナベルが植えてあり、ここにも低めの柵を設置した。もうこれで、いつ雨が降っても大丈夫だと思う。....でも、やっぱり降ってみないと、ね~、わからんよね~。

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