はじめての「ギャザリング」

記事が前後するのだが....
私は仕事以外のこと(人様に迷惑をかけない分野のこと)は、ほとんど何でも大抵「我流=適当」である。こんなもんかぁ~....くらいの感じで、あまり細かいことにはこだわらない方だと思う。
そんなこんなでガーデニングもやって来ているので、きっちり考えて庭造りをしている人のお庭を見ると「いかんな~」と思う。6月始めにそんな素敵なお庭を見たせいもあって、気になり出したのが「寄せ植え」である。ガーデニングが趣味の人なら、庭の中に1つや2つは寄せ植えがあるだろう。うちにもいくつかあるにはあるが、どれもなんかぱっとしない。たとえばこんな感じだ。↓
....あまり見せたくないが....

寄せ植え

主木というのか、一番背の高いものは銅葉とかの木(草)で、葉色・形の違う枝垂れるもの、そして花の咲くもの.....みたいなおよそ3種類を1株ずつ植える-といった感じだ。
一番良くないのは、ケチって苗を1株づつしか買わないことだろう。最初からもう少しぎっちり植え込めば良いのだろうが、そのうち大きくなって繁ってくるはずだからいいか~と、思ってしまうのだ。なので、スカスカの寄せ植えになる。



もっとかっこいい寄せ植えを作るには「習う」しかないだろうと思っていたところに、最近入会した「平田ナーセリーのウェブ会員」宛のメールで「寄せ植え教室やります!材料費以外タダです!」
....タダとは書いてなかったが(実際は無料と書いてあった)、それなら行くべ!と申し込んだ。

寄せ植え?! ギャザリングって何???! 

平田ナーセリーで寄せ植え教室があったのは6月12日(日)だった。結構頻繁にこういう「寄せ植え教室」をやっているのは知っていたが、私は我流でいいか-と思っていたせいで、参加したことは1度もなかった。当日はかなり雨が降っていたせいもあってか、行ってみると参加者は私1人だった。正直、ラッキー!個人教授してもらえるわけだ。
行ったのは「平田ナーセリー福岡東新宮店」(写真ありません!)
レジの人に「寄せ植え教室に来ました!」と言ったら、「ああ~ギャザリングですね~あちらです~」とのこと。私「寄せ植えなんですけど....」店の人「はいはい、そうですね~」、私「???....」
....で、作業する所へ案内され、早速講習が始まった。講師はお店の若い店員さん(男性)で、「まずお花を選びましょう!」と言われ、お勧めはこういうのです!と案内された売り場は、何と!!「ニチニチソウ」!!(ニチニチソウには申し訳ないが、私の中ではどうでもいい花の1つなのだ。)

私 「これですか!何か私のイメージしてたのと全然違うんですけどね~」と、プチ不平モード。
講師「どんなイメージだったんですか?」
私 「これこれ、しかじか....」と前述の「我流」イメージを語ると....
講師「あ~、そういうのは今回のギャザリングには向きませんね~」
私 「だいたい、ギャザリングって何ですか? それも寄せ植えなんですか?」
講師「そうです寄せ植えの1つです。今日は ”ギャザリング” を教える講習会なんですよね~」

私「そうなんですか!?そういうことならまあ、習いに来たのだし、言う通りにした方が身のためってことよね~」
と納得し、お勧めの「ニチニチソウ」の中から1種類、それに合わせる葉物を1種類、選んでみた。

(どこまでが品種名でどこからが花の固有名なのかわからないので、名札に書いてある名前を全部書いておく)

・ニチニチソウ属 こばな花ざかり 
 ミニナツ カザグルマピンク
・プリムローズジャスミン

花材


驚きの連続!~ギャザリング

私は、割と小さめの鉢(直径20cm位)を持って行ったのだが、この2種類の苗を3ポットづつ選んで下さいと言われ、「え゛~全部で6つも植えるんですかぁ???!」とつい、ケチ全開モードになってしまったが、「...言うとおり、言うとおり...」と自分に言い聞かせて、3ポットづつ選んだ。
この場合、同じニチニチソウの苗でも、どんな苗でも良いというわけではなく、高さや広がり感が同じような苗を選んで下さいとのこと。高低差などがない方がいいらしい。プリムローズジャスミンも同じだ。それで、同じような育ち具合のものを3つづつ選んだ。

次に用土だが、これはお店の方で用意してくれたのであまりよく覚えていないのだが、「ナーセリーの土」になんかかんか入れていたようだが、とにかく水はけの良いふかふかの土だった。マグァンプ(元肥)も少量入れていた。用土ができたら、鉢底ネット+鉢底石(発泡スチロール)+根腐れ防止剤を入れて........ここからが驚きだったのだが!!
「用土を鉢いっぱい、口元まで入れて下さい」と言われ、びっくり!
私「口元までですか???!、それでいいんですか?6つも植えるのに!ウォタースペースは....!?」
......言うとおり、イウトオリ...。鉢の中にふわふわの土を、スコップで普通に口いっぱいになるまで入れるのだ。押さえつけたりはしない。

さてここからは作業に入るのだが、途中まで写真を撮るのを忘れていたのと、手が汚れていていちいちカメラに触れなかったこともあり、あまり画像がないのだが、手順を説明していこう。まず....

  • ニチニチソウ1+ジャスミン1ポットを1セットとして3組とし、1組づつ作業を進めていく。それぞれをポットから出し...
  • 1つのポット苗を手で3つにちぎる。地上部と根がちぎれないよう注意しながら、ざっくりと苗を縦割りする感じだ。用土はかなり落ちるが全部は落とさないようにする。
  • 3つにちぎったニチニチソウとジャスミンを、手の中で花束を作るように組み合わせていく。花と葉を絡ませるようにしながらバランス良くブーケを作る感じだ。

ギャザリング

手の中でブーケが出来たら、ここで「水苔」登場!水に浸してある水苔を絞ってから....

  • 花束の根の周りを、水苔で巻く。しっかり巻くが、あまり厚くならないようにと言われた。
  • 根の周りを水苔で巻いた「花束」を、正面を決めてから、鉢の土の中に両手で上から差し込む(押し込む、ぶっさす?)ようにして植え付ける。土を掘るのではなく、あくまで上から押し込む感じだ。植え付ける場所は鉢の正面から見て△形の頂点の位置になる。
  • それぞれ1組づつ、花束を作り→水苔で巻き→差す、を繰り返して3箇所に植え込むのだ。
  • これで鉢いっぱいに植え付けられたが、植え付けた3箇所の間▽形の位置に隙間があるなら、更に別の植物を入れても良い。それで、私は枝垂れるシルバーリーフ(名前忘れました)をそれぞれの場所に追加した。この苗は1種類だが、これも土を軽く落として水苔で巻いたものを差すというやりかたになる。
  • 最後に、土が見えている株元に水苔を入れ込んで、土が見えないようにして、完成!
  • 水やりは家に帰ってから1度たっぷりやって、あとはミズゴケの下の土が乾いていたらやる。
    液体肥料を定期的にやるとよく咲きますとのこと。

ギャザリング1


寄せ植え1

何とも....、以前の私だったら絶対作らないような寄せ植えが完成した。「ギャザリング」はあの「ギャザー」と同じ意味だそうです。
正直、目から鱗の「ギャザリング!」ぶつくさ言いながら、終わった時には、「来て良かった~!」とつぶやくことしきり。講師の先生にも、「こういうやりかたがあるんですね~、考えたこともなかったので、習えてよかったです。ありがとうございました。」と感謝を伝えた。

ちなみに、講師の先生がやり方を教えながらお手本で作って見せてくれたのがこの寄せ植え。↓
千日紅「千夏」の色違いをギャザリングしたもの。こんな風にシンプルな組み合わせも Good!

ギャザリングお手本

今回のような寄せ植えをつくるには、1つのポット苗に沢山の苗が出ているものを選ぶとよい。1ポットに1本植えのものは苗を割ることができないので、その分ポット苗が必要になるということだろう。

講師の先生曰く「ギャザリング」とは、青木さんという男性が考案した寄せ植えの方法だそうで、本が出ているので見てみるといいですよ、とっても素敵ですよ~、とのことだった。後日ネットで調べて見つけたのがこの本↓


ギャザリング本

出版数が少ないのか、2015年秋に出版された本なのに、ほとんどが中古品で、かつプレミアがついていた。私はかろうじて新品・定価(\1,900+税)の本を1冊見つけて注文することができた。
ラッキー!

中を見るとこれはもう、「切り花を花器に」のフラワーアレンジメントがそのまま寄せ植えになったという感じだ。
素晴らしい!の一言に尽きるものだった。

「ギャザリング」
これからの鉢植えの際に、参考になる技術でした!




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