梅雨に咲く花
宗像では、6月4日に梅雨入り宣言があってからずっと、「梅雨はどこへ行った!?」と言うくらい雨が降らなかったが、今日から遂に雨が降り出した。これから鈍色の梅雨空が続くのだろうけれど、植物は美しさを増す時期でもある。バラが一旦終わって庭は静かになっているが、その静けさを邪魔しないように咲く美しい花々を撮ってみた。
...と、言っても毎年おなじみのメンバーなのであるが....
玄関前の花々
門屏の表(道路側)はバラを植え込んでいるのだが、門塀の裏は和風の感じになっている。
最近になって、裏庭に放置していた「セイヨウニンジンボク」の鉢植えを角(写真左)に置いてみることにしたら、割と良い感じになった。このコーナーに咲いているのは....
サンゴバナ アナベル
山アジサイ(七変化) 常緑アジサイ(常山)←これは最近買ったばかり
これは、鉢植えのセイヨウニンジンボクのさらに左手に植わっているのだが、これまで1回くらいしか紹介されたことがない「トウチクラン」だ。一緒に植わっているのは「フトイ」。
すぐ横に植えていたら、いつのまにか混植しているかのようになった。どちらも、友人から苗を頂いたもので、この「トウチクラン」は花色がシックで、私のお気に入りだ。
その他のアジサイ
玄関前にかなりアジサイが集まっているが、庭の中にもアジサイがあり、毎年良く咲いている。
ピンクのアナベル(地植え) ピラミッドアジサイ/柏葉アジサイ(鉢植え)
アナベルスターバースト(鉢植え)
これは、西洋アジサイ/アナベルの八重のガクアジサイバージョンと思えばいいだろう。
天と地と...
この時期には、毎年二階の窓から花を見つけて、ああ咲いたんだ...と気づく「シャラノキ」の花。二階から写真を撮ってみたが、てっぺん辺りにはぼちぼち咲いているが、今年の花付きは良くないようだ。ナツツバキとも呼ばれるこの花は、いかにもツバキのように咲いて、落ちる。
花が落ちてきてから咲いたことに気づくこともあるほど、ひっそりと咲く感じだ。
シャラの花が落ちる下(シャラノキの株元)には、同じ時期に咲く「ビヨウヤナギ」がある。
ご覧の通り派手な花のはずだが、何故かこれも何となく「ひっそり感」がある花だ。うちのは日陰に植えているせいで、そう思えるのかもしれない。
よくキンシバイと似ていて区別がつきにくいと言われるが、ビヨウヤナギはおしべが長いのが特徴で、このおしべの長さが非常に美しいのだ。 別名/弟切草(オトギリソウ)
最後に「矮性アカンサスモリス/アルバ」
地植えにしているアカンサスモリスは、冬に根元をいじったせいか今年は花が上がってこないのだが、鉢植えの矮性種は咲いている。これは萼が緑色で花が白なので、少し珍しい品種だ。
ほとんど放置状態なのだが、咲いてくれてありがとう!という感じだ。
バラがあるとどうしてもそちらに目が行きがちだが、バラのない時にこうして癒してくれる花々は貴重な存在だ。こういう花々こそが「庭」を作ってくれる大切な存在なのだと思う。