庭の脇役たち

ドラマは主役がいないと始まらないが、主役だけでも始まらない。どうしても脇役が必要だ。一人芝居というのもあるが、そういう場合でも舞台装置やロケーションが脇役の役目を果たすことになる。
我が家の庭はやはり「バラ」が主役ではあるが、ある意味では脇役あっての「バラ」だと言える。
もし庭にバラしかなかったら、ただの「バラ畑」となってしまうだろう。そんなの「庭」ではない。
「脇役」と言っても、助演のような重要人物もいれば端役もある。庭も「助演」になる植物もあれば「端役」の植物もある。毎朝バラの水やりをしていると、下草の愛らしさに目が行ってしまう....
今日は、そのような「端役」に相当する植物を撮ってみた。これらはすべて私が苗を植えたものだ。

大輪アジュガ

毎年この時期、端役とはいえ度々登場する「大輪アジュガ」。庭のあちこちで咲いている。

大輪アジュガ

「小輪のアジュガ」

普通のアジュガよりも少し小さい種類のはず-だ。大輪の半分もない大きさで、かわいい。

アジュガ

サギゴケ

小輪アジュガの足元にも少し見えている....「サギゴケ」。
原種はれっきとした「雑草」であるが、品種改良されたサギゴケは花が大きくてきれいだ。
多分3~4年位前に、最初は白花とピンクを植えたが、ピンクは広がりきれずほんの少し残っている(左下)。その後は毎年、白花を数株づつ買い足して植え込んでいるが、今年は入手出来なかった。今咲いているのは去年以前の株だ。

サギゴケ

ナルコユリ

我が家の玄関周辺は、モダン和風な感じになっている。
門塀の内側のあるバラのアーチの足下に、何故か「ナルコユリ」。しかし、斑入りの葉が美しく違和感はない。(そう思うのは、私だけ?)

ナルコユリ

ヒメウツギ

ナルコユリの向かい側には「ヒメウツギ」が大量の蕾をつけて、開花を待っている。
低木なのだが、年数が経って結構大きくなって存在感が出てきた。しかし、一応「下草」扱いだ。

ヒメウツギ

ウォーターマッシュルーム/グレコマ/ユキノシタ/

その他、玄関周りにあるグラウンドカバーは....

その他



「ウォーターマッシュルーム」
庭の蛇口の周辺や、枕木のあるコーナー周辺に生えている。








「グレコマ」
「セイヨウカキドオシ」とも言う。
雑草やん!!-と言わないで頂きたい!れっきとした販売苗を植えておるのだ。
日本で「カキドオシ」と呼ばれる野草(というか、やっぱ雑草)の仲間。斑入りの葉は、ハッカのような香りがする。


「ユキノシタ」
これは説明するまでもないだろう。
花の時期になると、可憐な白い花を咲かせる。
←※この白花はヒメウツギ







ウズラバタンポポ

「和」を離れて、「洋」のものも紹介しておこう。

我が家で唯一、存在を許されているタンポポ/「ウズラバタンポポ」
原産はヨーロッパらしい。ウズラの卵のような模様のある「葉」を楽しみたいのだが、花も咲く。
花はいらないのだが、咲いてしまう.....。
雑草の中で「タンポポ」だけは、見つけたらすぐに引き抜いておかないと、花が咲こうものならあちこちに種が飛んで大変なことになる。しかしこのウズラバタンポポはある程度は咲かせてもらえる。あちこちに飛んで、美しい葉をまた見せてくれるからだ。

ウズラバタンポポ

ラムズイヤー

最後に、「ラムズイヤー」
下草と言うとかわいそうではあるが、今のところは廃物利用のフラワーボックスの足元を美しく飾ってもらうために植えている。れっきとしたハーブ。ふかふかの葉が美しい。

ラムズイヤー

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