コーヒフィルターで作るバラ

台風4号の影響で、午前中は激しい雨。外出したけれど、車の外に出たくないほどの降りだったので、早々に帰宅した。手も足も出ないこんな日は、じっくり座って何かをやるのにちょうどいい-とその気になって、以前からやってみようと思っていた「コーヒフィルターで作るバラ」にチャレンジしてみた。ネットで以前見たことがあっただけで、手元に何もないので、ゼロからのスタートだ。

型紙を作る

●PC/シルエットスタジオを立ち上げて、バラの花びらをデザインする。

型紙作り
型紙の切抜き


葉の型紙

以前に見た形を参考に、適当に描いてみる。
コーヒーフィルターの大きさを参考に、それぞれの花びらの大きさを決めた。
大きさは下記。

クラフトロボで型紙をカットしても良いと思うが、かなり厚い紙を切るのでとりあえず型紙の下絵として印刷だけした。






この下絵を厚紙に重ねて、デザイン通りにハサミで切り取り型紙を作った。

型紙のサイズは以下の通り/インチ

①~④の底辺はすべて2’
高さは、およそ
①2’
②2’1/2
③3’
④3'1/4
⑤3'1/2
⑥3'3/4

※後で気付いたが、④の角度は70°位にした方が良かった。




葉も型紙を作り、同様に切り抜く。
葉を6枚作るのだが、考えて見れば同じ形だから型紙は1枚でも良かった...






花びらの切り抜き

●型紙を使って、コーヒーフィルターから花びらを切り抜く。

花びらの切抜き1

コーヒーフィルター/4人用以上は、縫い目を左にして型をとる。

①~④/2枚合わせの状態で各1枚切る。
型紙の底辺をコーヒーフィルターの底辺に合わせてシャープペンシル等で形を写してから、はさみで切り取る。縫い目は切り取らない。

⑤⑥/各6枚
①~④を切り取った余白で取れるだけ取る。足りなければ新しいペーパーで。
2枚重ねで切るのでそれぞれ3回取れば計6枚取れる。

※写真はないが(^^;)葉は6枚分/
 計12枚取る。





花びらの組み立て

●コーヒーフィルターの花びらを、以下のツールを使って組み立てていく。

ツール/・針金(太め) ・紙巻ワイヤー#30 ・フローラテープ6mm ・ニッパー、ペンチ等

材料とツール



正直なところ、ツールと言ってもこれしか家になかったのでこれらを使っているだけで、針金の太さなど、別の物を使って良いはずだ。

手順は左から右へ→

花びらの組立て1
花びらの組立て2
花びらの組立て3



・針金の先を1cm位
 折り返し...
・①の左側の花びら
 の中央に、中から
 差し込む。
・2枚重ねの中に針
 金が入って止まる

・針金を中に入れた
 状態で左から巻き
・巻き上がったら、
 フローラテープで
 しっかり巻く。
・②も同様にする。
 左側の花びらの
 中央に中から差
 込み、巻上げる。

・③は底辺の縫い目
 を切り開いておき
 右→左へ巻上げ。
 巻上げたら、その
 都度フローラテー
 プで留める。
・④も③と同様。


・⑤は3枚を取り、
 少しづつずらした
 状態で巻上げる。
・さらに⑤を3枚
 同じように取り
 前の3枚の反対
 側に置いて巻く。


・⑥も⑤と同じ。
 3枚づつ取り、
 2回に分けて
 巻き上げる。




・全てが巻上がった
 ら、花びらを外側
 に膨らますように
 して形を整える。






色づけ

●絵の具で色づけをする。多分、アクリル絵の具が良いと思うが....

色づけ
色づけ2

引き出しにあった絵の具で使えそうな物を引っ張り出してきたので、なんかバラバラだ....

とにかく、ピンクを作ればいいだろう。
赤+白+黄土少々で落ち着いたピンクにしてみた。
水でかなり薄めて、ペーパーに染みこませるような感じだ。

筆で、花びらの根元にたっぷり色づけし花びらの先の方はそのままにしておく。

花びらの先の方には
ベージュ色を作って塗り、グラデーションを出してみる。

塗り終えたら、その辺にぶら下げてペーパーが乾くのを待とう。スタンドのアームに引っかけていたが、扇風機にかけておくと早く乾くことに後で気付いた!

葉も、グリーンに塗って乾かしておく。



葉の組み立て

●紙巻ワイヤー#30 を使った。 

葉の組立て



紙巻きワイヤー
15cmを3本まとめてフローラテープで巻上げてゆき、先端は葉の長さより少し長めに残す。

これを2つ作る。


乾いた葉を2枚1組にし、針金を挟むようにして接着剤で貼り付ける。
針金が中央の葉脈になるように貼る。

3枚葉が2組できる。



ガクと葉の取り付け

●ガクはフローラテープで作る。

ガクと葉の取付け



フローラテープを
3cm位に5本切る。
先端を尖らせるように切っておく。

乾いたバラの花首の部分に、ガクを置きフローラテープで巻きながら5枚のガクを取り付けていく。

そのままフローラテープをしっかり巻きながら3枚葉も取り付けていく。


こだわり

●葉の切れ込みと、花びらのカールをつける。

葉の切れ込み
花びらのカール




ハサミで、葉の両側に切れ込みを入れてバラの葉らしく仕上げる。





もう少し丁寧に切れ込みを入れた方が良かったかな....?!








さらに本物らしくするために....
竹串を使って、花びらの先端を中心にして左右にカールをつける。
これはまさしく「剣弁咲き」!
私は剣弁咲きのバラが嫌いなのだが、こういう造花の場合、剣弁咲きに仕上げると、間違いがない!
絶対バラに見える!






完成


完成
バラ2

やっとのことで完成したが、型紙があまり良くなかったのと、巻上げの仕方もあまり良くなかった様に思う。

まあ、初めてだから仕方ないか....






雰囲気が出るかも....と、タティングレース用の小物と一緒に撮ってみた。

とてもコーヒーフィルターで出来ているとは思えない、なかなか良い質感だ。





この後、型紙を作り直してもう一つ作ってみたが.....あまり変わり映えしなかった....

型紙をもっと研究しないと、バランスの良いバラはできそうにないな~。


制作後記

あれから、以前見たネットの情報を探してみると、型紙のパターンがダウンロード出来ることが分かった。(**;)あんなに一生懸命、型紙をデザインしたのに....
私が見たのは、フランス人の制作の様子だったが、このバラのパターンは、カリスマ主婦/Martha Stewart のサイトのものだった!自由にダウンロード出来るので、早速印刷して作ってみた。
私が自分で作ったのは、①~③まではまあまあだったが、④以降は大きさがずいぶん違っていた。やはり、本家本元のパターンは作りやすかった。←3回目というのもあるかも...だが!
作りたい人は、こちらからダウンロード出来ますよ~→http://images.marthastewart.com/images/content/web/pdfs/pdf3/coffeefilterrose.pdf

Martha pattern

左がマーサの型紙
右が私の....
私の物の方がだいぶ小さい。
コーヒーフィルターも4人用より大きいサイズ(何人用だろう...)高さが12cm位ある物を使うようになっている。もちろん4人用でも、枚数が多くいるだけで作れないわけではない。


一番左がマーサの型紙のバラ。
やはり、ちゃんとした型紙だと、バラの形が綺麗だ。



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