バ組の庭の条件

疲れた~....正直、疲れました。そんなに重労働をしたわけでもないけれど、やっぱりイベントの間は気を張っていたのだろうし、いつも"使わない"「気」を遣ったせいだろう。

夢の後...

5月も終わりに近づき、バラも一番花が終わり二番花が上がっているものもあるが、まだ今年のバラリストにUPしていないのに、一季咲きで終わってしまったものもある。

花びら









毎年5月は体験会もあるし、オープンガーデンもするとなると、当然のごとく「我が家の庭」ばかりにかまけてしまうことになるのだが、今年はたまたま、いくつかのオープンガーデンに出かけていくことが出来た。よそのお庭を見ることで、いろいろな刺激を受けて、自分の庭を新たな視点で見直すことが出来たと思う。

私たちの場合バラを植えたい一心で、バ組特有の幾多の変遷を経て?現在に至っているために、ほとんどいきあたりばったりで庭を造ってきた。
うちのオープンガーデンに来た方が、「ここはこんなふうに考えてお作りになったのでしょうね?」などど言われると、おはずかしい限りだ。
「バ組がそこまで深く考えていることが、いったいありましょうや?」とお返事せねばならぬ。
(と、言ってもブログを読んでない方には通じるまいが...)
しかしいろいろな庭を見、最近はっきり意識し始めたのが「庭の条件」とは何ぞや?ということだ。

庭の条件/どんな庭にしたいか....

バ組の...庭の条件と、タイトルを付けてしまったが、私たちが「バ組」なのでそう書いたまでで、単純に「バ組の庭の条件」なら「庭にバラがあること」ということだろう。
しかしバ組の庭にバラがあるのは当然のことであり、あえて条件の一つに挙げることもあるまい。
そうなると、実際の所、多分ほかに「バ組」に共通する庭の条件は「ない」と思う。
なぜなら、庭の条件はイコール「どんな庭にするか・したいか」で決まるわけで、それはバ組であろうがなかろうが人それぞれで、どうしようとその方のお庭なのだから、人がどうこう条件をつけることもあるまい。お好きになさればよろしい!ということだ。

  • どんな庭にしたいか-ということ
    意図せずに、自然に大草原になっている-とかいうお庭の場合は「どんな庭にしたいか」というオーナーの意図は大自然の中に飲み込まれているので、メッセージが伝わってくることはまずないが、日頃からガーデニングにいそしんでおられる方のお庭なら、大抵はその「お庭」を見れば、どんな庭にしたいか-のメッセージが伝わってくる。
画像の説明
  • うちの場合
    バ組はというと、庭にバラがあるのは当然のことなので、「バラのある庭」「バラを見る庭」...とか、言い方は色々だろう。私と夫も最初はとにかく「バラのある庭」ということでバラを植え始めたが
    すぐに「バラだけ!」はイヤ-と思うようになった。
    バ組になって最初の頃は、いろいろな「バラ園」に出かけて行ったものだ。
    しかし、あまりいいと思わなかった。
    確かに沢山のバラを見ることができるのだが、バラばっかし! 花壇になっているのだが、
    私に言わせれば「バラの畑」なのだ。そのうち、バラ園には行かなくなった。なぜなら、
    私たちはバラが大好きだけれど、「バラ」を見たいのではない!と気付かされたからだ。
    私たちは、バラのある「庭」が見たいのだ。けして「畑」が見たいとは思わない。
    それに気づいてからは、バラを育てることももちろんだが、「庭」にすることを意識するようになった。
  • 庭にする-ということ
    「家」は昨今、長居は無用-という殺伐とした場所と化した感も否めないが、本来は最も安全でやすらぎの場となる所であり「ここにずっと居たい!」と思える場所であるはずだ。
    「家庭」の「家」が本来そのような場であるならば、「庭」もそのような場所ではあるまいか-と私は思う。「家」があっても、そこにいる家族が努力して「家」にしなければ家の役割を果さないように、「庭がある」ことと「庭にする」ことは別物なのだ。
    それで、我が家の目指す庭は「ここにずっと居たい~!」と思える場所-だ。
    どこにも行きたくない、ここでずっと花と緑に囲まれていたい....と思える場所にすること-
    これが私たちにとっては「庭にする」ということなのだ。
    では、花と緑が沢山ありさえすれば「ここにずっと居たい」と思えるだろうか、そうではないだろう。大きなバラ園に行って、沢山バラを見て、「ずっとここに居たい~」と思う人がいるだろうか。(←いたら、すみません。)大抵は、バラをひととおり見たら「よかったね~」で、帰るのではないか。
    ただそこに、花や緑があるだけではだめな気がする。かといって、うちの場合は、あちこちに置いた高価なオブジェとかで引きつけるというのも少し違う気がする。
    むしろ庭のあちこちに「ここに居たい」と思える場所や、あそこはどうなっているの?と「行ってみたくなる場所」があり、その場所は「物」ではなく「花と緑」が創り出すその場所の雰囲気がそうさせるようになっている庭-であることが必要だと思うのだ。「庭がある」ことと「庭にする」ことの違いを意識するようになって、私たちの庭の見方は大きく変わってきた様に思う。

このように、思いと理想は崇高と言えるほど高いのだが、バ組の性質上、現実はほど遠く、沢山の良いお庭を見てこれからも参考にしていきたいと思う。

コメント


認証コード6183

コメントは管理者の承認後に表示されます。