アンティーク・レース

私は、花は基本的に「庭」で見るのが好きだ。なので、花がたくさん咲いていても、ほとんどは庭でそのまま咲かせきる。剪定の時に、間違ってまだ新しい花を剪った時か、気が向いた時くらいしか切り花にはしない。しかしよくよく考えて見れば、我が家の庭にもバラが増えるにつれ、「切り花用」として作出されたバラがそれなりの数あることに気づく。それでも、それを切り花にはせず、雨が降ろうが日照りが続こうが「外で咲け~」と、咲かせっぱなしにしている。「犬は外」ならぬ「花は外」というような思いがあるのだ。なので私は、切り花にしないだけでなく「ポットマム」など室内で楽しむ鉢苗をほとんど買わない。よそ様の家で見るのは全然良くて「いいな」と思ったりするので、つい買ってしまったことは何度かあるが、家の中で花が汚くなってきたりぼうぼうに伸びてきたりするのが好きになれず、すぐに外に出してしまい「これ、地植えにできんかね~」とぼやくのがおちだ。

しかし、今朝はちょっと気が変わった!これを見たら誰でも切り花にしようと思うのではあるまいか....「アンティーク・レース」の、この花付きを見れば....

アンティーク・レース

アンティークレース

アンティーク・レースは、その花形や色を娘が気に入って「買って~ぇ」と言うので、とりあえず買ったバラだ。私たちもバ組としてデビューしたての頃だったので、最初は何の意識もなく地植えにしていたが、雨に当たり日に当たり....、おかげで花は綺麗なのに咲ききれなかったり花首がぼろぼろ折れたりで、人気は急下降。掘り上げられてスリット鉢で管理されるようになった。更に今年は裏庭行き直前で、軒下にかかる犬走りのところにどうでもよさげにポンと置かれていたのだが、雨があまり当たらなかったのが良かったせいか、花がきれいに付いている。
やはり、「切り花用」のバラは室内で見るために作られたのだから、雨に当てないように管理するのがよろしいのだろう。(←何を今更....)そう思っていても「花は外」という考えはあまり変わらないのだが....。

それで、この花束のような部分を剪ってみた。 1枝である。1枝で約20個の花が付いている!
雨に当てないだけでここまで綺麗に咲くなら、「花は外」の考えを改めなければならないだろう。

アンティークレース1

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