夏休みの工作?/端材で作る ”Bow maker”
今朝、家の中を掃除していたら玄関に置いてあった木製のペン立て(by 100均)が目に入った。
そう言えばずいぶん前に、宅急便が来た時サインするのにペンを置いておこう、と思って買ったんだった.....これを見て「はた!」と思いつき、戸棚の中をごそごそ探してみると....あった、あった、ありました「棒材パック」!これもずいぶん前に、ホームセンターで買った物だ。
夏休みになると(子ども達の宿題なんかで使うのだと思うが)この手の端材のパックがホームセンターには必ず出回る。
ちょうど今時だ!しかし、今買ってはならぬ!定価だから!
夏休みが終わって、宿題の提出期限もそろそろ過ぎようか-という頃(いつやねん??)たたき売りされている物を買うのがよろしい!
大人にとって、夏休みは無きに等しい。
せめて子ども達の「夏休みの工作」の材料のおこぼれで楽しませてもらうとしよう-という魂胆で買うのだ。
.....?・?・?.....
....何のことやら分からなくなってきたが...話を元に戻して、
これで「Bow maker/ボウメーカー」
を作ることにした。
材料は、このペン立てと棒材の棒だ。
棒材の中から、ペン立ての穴に合いそうな2本を選んでみる。
白い棒はぴったりの大きさ。
でも、少しきちきちかな....
茶色い方は、細くてがたつくので
却下。
白い棒にしよう。
物置から発掘してきた「糸鋸」登場!
棒を3本に切る!
棒は本当は2本で良いのだが、予備も兼ねて3本作ることにした。
棒は45cmほどあるので、15cmの長さに切って3本にする。
切れたが、バリが出ていてきたない....
さらには、ペン立ての穴にもすんなり入るように、先端から2cm程度の幅をカッターで削り、やすりがけをすることにした。
戸棚の中に、確か....と探してみると、これもありました~!紙やすり!
いつ買ったんだっけ....
とにかく、表面が滑らかになるように....
やすりっ...やすりっ....と
完璧に滑らかではないが、ペン立ての穴にすんなり入るようになればそれでよろしい!
サイズを何度か確認して....
これで、完成!
さ~て、出来たはいいが
これで何すると?.....という察しの悪い方もおられるようなので、使い方を伝授しよう。
Bow maker/ボウメーカーの使い方
Bow/ボウ とは「蝶々結び」と思って頂ければよろしい。早速やってみよう。
まず、6mmリボンでやってみる。棒は両端に2本取り付ける。
リボンに裏表がある場合は、表を外に、
左の棒より1~2cm外にリボンの垂れを出しておき、
右の棒にかけて戻ってくる。
手前に戻って来たところで、棒と棒の間/リボンの下を手前から後ろへ通し、
後ろからリボンの上を通って手前に戻る。
手前に戻ったら、左手のリボン(垂れ)の下を通り「よ」の字を書くように通して、しっかり結ぶ。
結び終わった!
ただし、この状態で見えているのは、リボンの背面になる。向こう側がリボンの正面になるので、
リボンに裏表があるなら、垂れは正面から見て表になるようにねじっておこう。
棒からはずすと蝶々結びが完成している。
結び目を締める時は、背面から見て右手(結び目を作ってきた方の手)のリボンをしっかり引っ張ることで結ぶことが出来る。
さらに、もっと細い3mmリボンなどで、小さい蝶々結びを作りたいときは、棒を中央と端の穴に挿して(つまり蝶の部分の幅が狭くなるようにして)作ることが出来る。
日本人は手先が器用なのでリボン結びも楽々で、こんなものはあまり必要を感じないが、外国の方ではこういう物がかなり使われているようだ。特にこのタイプの Bow makerは、本体が立つため両手が使えるので結びやすい。そして日本人でも、小さい蝶々結びを作りたいときは、リボンを過大に長く切らなくてもこれを使うと結びやすいので、結構便利だ。
しかし、実はこんなに手の込んだ Bow maker を作らなくても、厚紙でもできるのだ。
これは、私が以前に厚紙で作ったものだ。
紙の幅を変えることで、色々な幅の蝶結びができるというわけだ。
これは片手で持ってリボンを取り回さないといけないが、左手でリボンの垂れをしっかりおさえておけば、全く問題なく結べる。こちらの方が場所を取らないので便利かも....
じゃあ、なぜ端材で「Bow maker」を作ったのか!それは
....そこに材料があったから....? かな?!
制作後記
今更だが、この結び方は、自分の人差し指と中指(もしくは薬指)などを使ってもできるのだ~!
....そう言ってしまうと、なんかむなしいが....
それでもわざわざこの「Bow maker」を作ってみたいというチャレンジャーな方は....
お止めしません!どうぞお作り下さい!