アンティークタッチのバラ

昨日は宗像でも非常に激しい雨が降った。北九州などでは観測史上最大の雨だったらしい。そのはずで、昨日は午後からJRがほとんど動かず、帰ってこれない夫を迎えに八幡まで行ったほどだった。今日も短時間だが激しい雨が降り、梅雨は当分明けそうにない。
午後から、雨が少し上がったので庭を見てみると....、あんなに激しい雨が降ったにもかかわらず、たくさんのバラが咲いていた。2番花以降の花なのでみんな小さ目だが、雨によく耐えている。

左手の鉢植えは「みさき」右の奥は地植えの「アイスバーグ」←まだバラリストにあげてないな....
雨上がりの庭


今日はいわゆる「アンティークタッチのバラ」と言われるバラをUPしてみよう。
ところで「アンティークタッチのバラ」というのは、正式な分類ではないと思う。
「アンティークなかんじのするバラ~!」ということで、そんな感じのするバラをひとくくりにそう呼んででいるんじゃないか!-と私は思っていた。でも、いいかげんなことを言ってはいけません!と、お叱りをいただく可能性大なので調べてみた。

権威ある「京成バラ園」のコラムに書いてありました。※以下抜粋

  • 「アンティークタッチってどんなバラ?」
    • この質問は、売り場でよく聞かれるものの1つです。

      カタログで調べてみると「クォーターロゼット咲きや、カップ咲き、または濃厚な香といったオールドローズの特徴を引き継ぎつつ、現代バラの長所である四季咲き性や、豊かな花の色、雨にも負けない厚みのある花びらなどを併せ持つ品種です」とあります。

      ここで、アンティークタッチの種類を調べて見ると、実に様々な種類があることがわかります。

      種類は四季咲き大輪や中輪種、コンパクトなブッシュ型から半ツル性、または、つるバラタイプまで本当に様々な種類がならんでいます。

      また、花びらの枚数も少ないもので30枚位、多いものでは150枚以上と様々。

      香りに関しても強香・中香・微香と本当にいろいろです。

      もともとアンティークと言う分類は、弊社が代理店契約を結んでいるバラ会社の
      「フランスのメイアン社」や「ドイツのコルデス社」、「ドイツのタンタウ社」で発表したバラの分類から始まりました。

      メイアン社は「ロマンティカ・シリーズ」
      コルデス社は「メルヘン・ローゼン・シリーズ」
      タンタウ社は「ノスタルジィ・ローゼン・シリーズ」

      この3社から発表されたシリーズのバラは、各会社のコンセプトに多少の違いはありますが、まとめて言ってしまうと
      「オールドローズ(昔のバラ)」と「モダンローズ(現代のバラ)」の要素と雰囲気を兼ね備えたバラ」となります。

      弊社は、この3シリーズのバラを総称し、アンティークタッチのバラと分類いたしました。

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....だ、そうだ。これでいくと、有名なピエール・ド・ロンサールもこれに入るのだと!
ご教授いただいたところで、早速我が家のアンティークタッチのバラを見てみよう。


アンティーク・レース
Antique Lace

アンティークレース
アンティークレース1

モダンローズ:
分類/FL
フロリバンダ
習性/完全四季咲
花径/4~5cm
花形/波状弁抱え咲
樹高/0.8m
とげ/少なめ
香り/微香
性質/強い



柔らかい色彩とクラシックな花形が絶妙にマッチして、まさに「アンティークレース」。スプレー咲の切バラ品種として大人気らしい。
でも、我が家で切り花にしたことはほとんどない!

花保ちに優れ、一枝の花つきのバランスが整っており、アレンジメントにも最適だそうだ。しかし、
アレンジメント...!できんし....

繊細な花色とたっぷりとフリルの入った花は、見る人の心をつかむノスタルジックでロマンティックな魅力がある。香りはわずか。開花期により微妙に花色が異なる。

花は美しいが、私の所見ではうどんこ病に弱いと思う。
花が開ききらずに花首から落ちることもあるし、開くと花芯が黒くなっていることもあり、我が家では微妙な存在。

こういう美しい時に、ばっさり切って切り花で楽しむ方がいいのだろうな~









ホワイト・ロマンチカ
White Romantica

ホワイト・ロマンチカ
ホワイト・ロマンチカ1

↓以下/すべて
 "たぶん"付き

モダンローズ;
分類/FL
フロリバンダ
習性/四季咲き
花径/中輪
花形/カップ咲
樹高/0.8m
とげ/普通
香り/微香
性質/普通

このバラは、買った時に名前のタグは付いていたが、他は何もわからない状態だった。例の、花が気に入って衝動買いした物の一つだ。
先日のゴールデン・メダリオンも由緒正しかったが、これも名前からすると、フランス「メイアン社」のロマンチカシリーズの一つのはずなのだが....


ネットで調べても、名前がほとんどヒットせず、詳細の正しいデーターがわからない。
なので、”たぶん”フロリバンダだろう、カップ咲きと言っていいのだろう....という、私の所見だ。
花色はアイボリーで、写真を撮った時間帯でだいぶ感じが違うが、黄色みを帯びた上の方の写真が実物に近いかな....。これも開ききらないことが多いが、今年は上の一番花は写真のように咲いてくれた。下の方の白っぽいのは二番花で、開ききれなかった。

アンティークタッチのバラは、巻きがきつくてぎっしり花びらが詰まっている感じだ。だからこそ美しいのだろうが、開ききれないことも多い。

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