優秀なツルバラたち
雨がほとんど降っていないのに湿度が異常に高く、部屋の中も不快指数100!って感じだ。
せめてこんな日は、満足度120%くらいのバラのことを考えることにしよう。バラリストが貯まりに貯まって、一つ一つ紹介するのは難しくなってきているので、まとめていってみよう~!
ピエール・ド・ロンサール
ピエール・ド・ロンサール
Pierre de Ronsard
モダンローズ:
分類/LFC
ラージ・フラワード・クライマー
習性/一季咲き
花径/12cm
花形/カップ咲~
クォーター
ロゼット咲
樹高/3m
とげ/ふつう
香り/微香
性質/普通
特に、多くを語ることもあるまい。
バラをそれなりに植えている人なら必ずと言っていいほど持っているバラのはずだ。
2006年に、世界バラ会連合「バラの栄誉の殿堂」入りを果たした。
ロンサールは、今年も最高の咲き姿を見せてくれた。
特に今年はフェンスより高い位置に誘引したので、うつむきかげんに咲く花を、より良い位置で楽しめた。
既に花は終わっているが、かなり大株になっているので、秋にも少しは咲いてくれると思う。
↓これは切り花にしてみた一枝。
一枝に14個の花芽があり、数日をかけて全て咲ききった。
良い香りはなくても
これを見れば「愛されるはずだ~」と誰もが認めるだろう。
ニュー・ドーン
我が家にある数あるバラの中で、自称「日本一!?」を誇る(だって日本に一つしかないもんね~)
↓このアイアンのパーゴラをゲットした唯一のバラ。
ちょっと、冬の工事後に植え付けた時の様子を見て見よう。
以前あった木製のパーゴラの上まで伸びていた幹をばっさり切って避難させていたので、なんとも淋しいが、そのうちあの上まで行くぞ~!という気合いが感じられる....かな?
ニュー・ドーン
New Dawn
モダンローズ:
分類/LFC
ラージ・フラワード・クライマー
習性/返り咲き
花径/8cm
花形/半八重カップ
咲き
樹高/3.5m
とげ/多い
香り/軽い芳香
性質/とても強い
ロンサールが2006年に殿堂入りするまでは、ニュー・ドーンが「バラの栄誉の殿堂」入りを果たした唯一のツルバラだった。ニュードーンは1997年に殿堂入りしている。
日照不足や半日陰にとても強く、悪条件下でもたくさんの花を咲かせる。
かなり遅咲きだが、返り咲きの習性があり、多くはないが春以降も咲き続ける。
耐病性もあり、ほとんど病気知らずだ。
しかし、「トゲ」の多さ・鋭さには閉口する。
どんどん四方に枝を伸ばして花を咲かすので、放置しておくと危険なことも!
わたし的には、なんとなくイバラのようなイメージがあるが、枝は柔らかくてしなやかなので誘引はしやすい。
そんな「でいんじゃぁ」さとは裏腹に、花はおだやかでやさしい感じのするバラだ。
冬に掘り上げた時、新しいパーゴラには他のツルバラを....、と頭をかすめたが、やっぱりこれでいこう!と夫も私も同意見だった。
危険だけれど、とても愛すべきバラだ。
デライト
このバラが「ツルバラ」だということを、長いこと忘れていたように思う。
庭に植えてこの方、ツルバラとして扱ったことが一度もないからだ。
デライト
Delight
モダンローズ:
分類/LFC
ラージ・フラワード・クライマー
習性/完全四季咲き
花径/7cm
花形/丸弁平咲き
樹高/2m
とげ/ふつう
香り/強香
性質/強い
花つきは非常に良く、次々と開花する。樹勢は旺盛で、シュートが多数発生する。冬に短く切り詰めても開花するので、株立ちのフロリバンダとして扱っている。
シャラの木の後ろであまり人目に付かない所で咲いているのだが、何とも優しい花色と姿をしているではないか!毎年そう思いながら、あまりじっくり見てもらえないバラだ。
一度、ツルバラとしてどの程度の実力があるのか、枝を伸ばしてみるのもいいかもしれないな~....