198撮影BOX

昨日は、パーチメントクラフトの1月レッスン最後の日だった。
毎年この時期は、2月の「手作りフェアーin九州」に出品する生徒作品の制作に追われている。
昨日のレッスンでほとんどの出品者の作品が揃ったし、残りの方も2月初旬には完成する予定なので、かなり肩の荷が下りた。
とはいえもう一つ、この時期に毎年頭を悩ませていることがある。それは、作品の写真撮影である。

生徒作品は、毎年それぞれの予定や技量の違いなどで、完成する時期はバラバラだ。早く仕上がった作品は、さっさと写真撮影をしてしまいたいのだが、撮影する時間帯やその日の天気で写りが全然違うので、全員の作品が出来上がってしまわないと撮影にかかれないのだ。
天候や時間帯に左右されない撮影環境を作れないものかと、常々思ってはいたが、でも本気で真剣に考えることまではしていなかった。

それで今日は一念発起して真剣に考えた....というか、ネットで真剣に探してみただけなのだが.....ありました~!「1,000円でできる撮影BOX」なるものが!

「1,000円でできる撮影BOX」→ http://www.a-syasin.com/1000box/index.html

それで、私はこれを参考に「198円」で作ってみました~!
....というか、指定の材料が手に入らず、代用品で作ったのだ。題して「198撮影BOX」!

本来、指定の材料は......半透明サンプライ600×910mm、1枚
           半透明サンプライ455×910mm、1枚
           透明のビニールテープ、1個
「サンプライ」というのは、プラスチックダンボール(プラダン)で厚みのあるものだと思う。
「ナフコ」に500円位で売っていたので、2枚で1,000円ということだろう。
....が、「半透明」は残念ながら置いてなかった。撮影BOXは、照明の光が透るものでないといけないのだ!なので、白はダメ!それで、同じプラダンだが、厚みがちょっと薄くて半透明の養生用プラダンを使うことにした。安くて、でかい!
厚みが薄いので、ど-かな~?....と思いつつ、パソコンを見ながら、作ってみました。
ちなみに、いちいちチェックの厳しい娘も手伝ってくれました。

プラダン

◎材料と道具
・建築(養生用)半透明プラダン
 910mm×1820mm/198円
 ちょうど特売日だった...!!
・透明の幅広テープ
・長めの定規
・エンピツ
・カッティングマット
・カッター
・はさみ



「プラダン」とは....
こげなもんです。
切り口がダンボール
みたいになってます。

半透明のものを用意!
白はダメです。





まずは、1820mmの方から、455mmと600mmをカッターで切り取り、
さらに、赤字の数字(mm)の寸法にそれぞれ切り分ける。
定規とエンピツで線を引いて、カッターで切ろう。曲尺も使うと直角もきちんととれる。

画像の説明


455mmの方から切り分けたもの、600mmの方から切り分けたものが、それぞれのパーツになる。

各パーツ
















側板と背板は、間違えやすいのでマスキングテープで印をした。















それぞれのパーツを、このように貼り合わせることになる。





テープの貼り方は以下の通り。

テープの張り方





ここが蝶番の役割をする。











3箇所に蝶番を作る。









背板と側板を開くと、蝶番分の隙間(5mm位)が出来ているのがわかる。
この隙間のおかげで、折りたたんで収納できるのだ。

補強のため、蝶番の内側からも、外側からもテープを貼ろう。

同じ方法(蝶番→補強)で、側板がわに前板も貼ろう。(以下の写真参照)



2組のパーツを貼り終わったところ。

組み立て方














2組のパーツを、背板側どうしで同じように(蝶番→補強)貼り合わせる。











上板は乗せるだけで、完成!

※薄いプラダンを使ったので、
使用時には背板中央が折れ曲がりやすいようなので、余ったプラダンで背板2枚分(600×455)の補強板を入れることにした。






早速、使用してみることに!

設置



居間のテーブルを壁につけてそこに設置した。









背景には、大きめのカラーペーパー(金)を使ってみる

背板にクリップで留め、前板で止めるような構造になっている。





上板を置き、その上から照明をし、両サイドからも
スタンドで照明をする。








テーブルの前に 三脚を設置。

では、撮影してみよう。





早速、今回の生徒作品を撮影してみたが、ものすごくいい感じで撮れた-と思う。
まだ出品前の作品のため、ここでその作品を紹介することはできないので、過去の作品をこのBOXを使って撮影してみた。いかがなもんでしょうか~
なかなかいいのではないかと思うが、ちょっと照明が弱い???
娘は、写真屋で働いたことがあり、そっち方面には詳しいので、後で聞いてみよう....、
....と言っていたら、あ~ら、たった今娘が帰ってきたではないか! 早速、聞いてみよう。
母/どげですか?
娘/なんで、背景この色?
母/これしかなかったと....
娘/ああ...そう。まあ、いいんじゃないの。光も隅々まで行き渡っているし、こういうの、明るす
  ぎるのは良くないから、ちょうどいい感じだと思うよ~

....ですと! よかった~。生徒の皆さん、写真撮影はばっちりなので、安心して下さいね~!!
私もこれで、時間や天候に左右されずに、いつでも同じ感じで作品の写真が撮れるはずっ!?
ものすご、期待しております。

画像の説明

画像の説明

コメント

  • 素晴らしいです~!!
    私も作品の写真、窓のレースカーテン越しの太陽光の元で撮るのですが、天気に左右されています。雲があるかないかも!
    蛍光灯の直接の光は明るすぎるし、フラッシュは使えないし、いつも苦心しています。
    それをご自分でいろいろ調べてこのような道具を作られるとは・・・・!尊敬。
    しかもこのような親切な説明・・・
    私もやってみようかな!!

    今回の作品、下には何を敷いて撮ればいいんでしょうね!?
    撮影時の背景の色・・・・今度の打ち合わせで確認しようと思っています!


  • Re:

    >>1
    こんにちわ。作品の撮影には苦労しますよね~!これ、なかなか優れものだと思いますので、お勧めします。
    今回の額は上も下もガラスなので、結構大変ですよね。
    私は、作品全部の雰囲気に合うベルベットペーパーを1色決めて、ガラスと同じ大きさに切った厚紙にベルベットペーパーを貼り、作品をセットして額に入れます。
    そして、背景(昨日は、金の紙しかなかったのでそれで試し撮りしましたが...)にも、同じベルベットペーパーを使おうと思っています。
    そうすることで、一応作品が透明のガラスに乗っているのと同じ状態になるかな~と思っているのですが...まだ、ベルベットペーパーが届いていないので、試していません。
    いずれにしても、写真撮りの背景は、各教室で自由に決めていいのじゃないかと、勝手に思っています。
    フェアリーズの時に、試し撮りの写真を見せますね~



認証コード0485

コメントは管理者の承認後に表示されます。