変身するピアノ

昨日、午前中は年に一度の「人間ドック」で夫と共に福岡市中央区の検診センターへ行った。
50を過ぎると(ずいぶん過ぎてる...)あちこち悪いところもあり、必要なことだがやっぱり病院は苦手だ~!
この日は人間の保守・点検が終わってから、我が家の鼻つまみ者の点検もすることになっていた!

午後から、20年以上前に私が知人から破格で譲り受けたピアノを、調律しに来てもらったのだ。
譲り受けた時も、確か10年以上調律されてなかったはずで、以降、宗像に引っ越して来るまでは
毎年調律をしていたし、こちらに来てからも数回は「した」はずなのだが....

なにせ、私はピアノを習ったわけではなく、独学で適当にちょろっと弾けるだけなので、さわらなくなると途端にピアノは「物置」に変身するのだ!
長い「物置」生活が続き、娘からは「じゃま」とか「うれ(売れ)」とかいう名前で呼ばれるようになり、それでも時々はさわろうかな~と思っても、音は完全に狂っていて、弾くこともできない。

私がパーチメントクラフトの教室をはじめてからは、特に風当たりが強くなった。
パーチの用具や資料が増えてきて、物が増えてきているせいだ。
「これ!→」がなかったら、もう少し整理する場所ができるんじゃない!!!....と、今の名前はついに
「これ!→」になっている。(名前の後に、苦々しい感じの指さしをイメージしていただきたい。)

このように「変身しているピアノ」を、見かけることがよくある。
「ワタクシ物干しピアノザンス」と、洗濯物に覆いかぶさられている?ピアノ。ピアノカバーがあるおかげで何とかピアノと判別できるピアノ。逆に、レースのロングドレスのようなカバーを着せられているために、長い間カーテンだと思われているピアノ。本棚の一部と化しているピアノ.......
どの子もあまりにせつない....
そして、あまりに長く「変身」を続けていると、元の状態に戻れなくなるかもしれない!!

うちのピアノも早く救ってやらねば.......というか、大抵で調律しておかないと「これ!→」が
「ゴミっ!」になるかも....で、やっと調律をしてもらうことに。
おそるおそる上ブタを開けて記録を見たら、最後の調律は....7年....平成7年??!
何と18年も放置状態であった!!

ピアノのクリーニング


調律後、ペダルのあまりの汚さに気づいた私!私も、何か少しは出来ることをしてやらねばと、
「ピカール/金属みがき」を買ってきて磨いてみた。
ペダルの周囲のフェルトを汚さないようにマスキングをして、ピカールを塗りつけて少し待つ。
それから柔らかい布で、めっっっつちゃ!こすると....、....、....、きれか~!
                          (ものすごこすってつかれましたがな!)

ピアノ

本体もきれいにしたいが、専用のクリーナーがあったはずが....
どうしても見あたらない....なので、また今度ということに。
とにかく調律はできたので、これで少しは「変身状態」を脱したと言えるのではないか.... 
いやいや、やはり!「弾いてこそピアノぞ、鉄矢!」というかあちゃんの声が聞こえてくる。

以前弾いていた時は、まず「こどものバイエル」を練習して、
指が慣れてきたら少しずつ難しいのを....と気長に練習していた。
「こどものバイエル」ですか~!? と呆れないで頂きたいが、
その程度なのであります。練習を積んで、リチャード・クレイダーマンの曲を弾けたこともあった....1つか2つ....。
その頃の楽譜は黄ばんでいるが見つかったので、また練習するか~!

*  *  *

それから夕方には、先日誘引した「フェリスィテ・パルマンティエ」と「マダム・アルディ」の支柱を、オベリスクに取り替えた。
前から替えようと言っていたのに、今年も買い忘れていたので、遅まきながら注文してやり替えることにしたのだ。少しは、良くなったかな~ / 昨日は、何やかんやと、忙しい一日でした。

オベリスク

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